音信普通

音信普通2012③「終着駅 長崎」

音信普通2012③「終着駅 長崎」

私の故郷である松本駅では、今でも列車が入ってくると「まつもと~、まつもと~、終着、松本です」というアナウンスが入ります。松本駅からは、長野駅方面には篠ノ井線、大町方面には大糸線、そして上高地のふもとである島々には、松本電鉄上高地線があるので、終着駅ではありません。しかし、新宿からあずさに乗って約3時間、やっと松本にたどり着くと、なんとなく終着駅のイメージがあります。

今回の唄音コンサート、ふるさと長崎の唄を集めました。おなじみの唄が、たくさん演奏されます。ところで、終着駅長崎のその先は、海を渡って東アジア。お隣は中国、そして韓国です。上海帰りのリルの舞台は、もちろん長崎ではありませんが、長崎にも上海から帰って来たルさんがきっといたでしょう。先日、男声合唱団の練習にお付き合いさせていただきました。私より年上の男性諸氏が、「リ~ル、リ~ル」と生き生き歌っていらっしゃって、皆さんの心のリルはどこにいるのだろう、などとつい考えてしまいました。

港町ブルース、上海帰りのリル、終着駅長崎。これらはみな、人生を旅する歌かもしれません。唄音コンサートは、いよいよ明後日の28日午後3時。子どもコーラスも、アンサンブルも、オトナコーラスも、順調に仕上がっています。アンサンブルのアレンジ楽譜もすべて届きました。事務局も当日の配置表を含め、着々と準備を整えています。あとは、皆様を会場にお迎えするだけです。

「坂道いつも、坂道ずっと、子どもの頃からそうだった。終着駅長崎、また ふりだしに戻る。」演奏会当日は、豊島さんのソフトな歌声で、終着駅長崎をお楽しみ下さい。(唄音制作委員会 堀内伊吹)

【2012/10/26】

音信普通2012②「港町ブルース」

「港町ブルース」

長崎港に浮かぶ観光丸で、ながさき音楽祭2012の一貫としてポエのメンバーと一緒に、「クルーズ&コンサート」をさせていただきました。(1014日)お天気も、暑くなく寒くなく、心地よい秋風と、潮騒のざわめきをバッグに、実に気持ち良く演奏ができました。

港町ブルースや、瞳を閉じてを演奏しながら、この港から、多くの夢が旅立っていき、そして多くの外国文化がやって来たのだろうなと思うと、いつも岸から眺める長崎港が、鮮やかな場面転換を繰り返す歴史と言う名の、文化ステージに思えました。

さて、今年の唄音、ゲストをご紹介します。韓国の釜山市からは、鼓のアンサンブルグループ「メグ」の皆さんを迎えます。華麗な衣装をまとって、踊りながらノサムルノリも迫力がありますが、今回は、座って演奏していただきます。左右両方の面を見事に打ち分け、奏でられるリズムは、目を見張るほどすごくて、聞く人の心に迫ってきます。

長崎の島原出身のテノール歌手、豊島正伸さんは、ちょっと前に「豊島正伸の流行歌」という、何とも味わい深いCDを出されました。お人柄がにじみ出る、温かな歌唱と、作品に対する愛情溢れる演奏。唄音ステージでも再演していただきます。

ソプラノ歌手の大塚幸子さんは、長大卒業後、学芸大大学院さらにオペラの研鑽を積み、つい先頃二期会会員になったばかりの、気鋭の歌手です。ミュージカルも得意な大塚さんには、独唱のほか、子どもコーラスとも共演していただきます。

アンサンブルのまとめ役には、昨年新たに九州交響楽団のコンマスになられた、近藤薫さんと、ヴィオラパートの引き締め役として、NHK交響楽団の中竹英昭さんをお迎えします。弦楽器セクションが厚くなり、新しいメンバーも加わった唄音アンサンブルのサウンドに、期待が高まります。演奏会まで、あと2週間。皆さん、息切れしてませんか?感動のステージ目指して、どうぞよろしく。(堀内伊吹)

 

 

 

【2012/10/15】
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