音信普通

音信普通その④「歌い継ぐこと、歌い広げること

 

音信普通その④

「歌い継ぐこと、歌い広げること」(2012/12/13

今年の唄音も、音楽祭も終わり、気がつくと街は秋風から木枯らしの季節。イルミネーションが美しい点滅を繰り返しています。音楽ステージに特化し、「音楽と音」にこだわった今年の唄音~郷~。おかげさまで無事に終了することができました。アンケートを集約し、実行委員会で皆様からご意見をいただき、現在検証をすすめています。一番の反省点は、今回はなかなかコンサートの概要が煮詰まらず、スタートが遅れてしまったことです。最終的には、演奏者の皆さんや裏方の皆様、そして唄音ファンの皆様に支え得られて、まとまりのあるステージになったかと思います。その模様を、長崎ケーブルメディアの放送でごらんになった方もいらっしゃるでしょう。まずは心よりお礼を申し上げます。

先日、長崎駅から大学までタクシー移動した時の出来事。運転手さんがおもむろに、南天の花の楽譜コピーを取り出し、「テレビいつも見てますよ。この歌は本当にいいですね。先生たちの演奏が心に残ったから、永井記念館に行き、楽譜をいただきました。大阪にいる姪っ子が、音楽をしているから、送ってあげました。永井博士の詩に、山田耕筰が作曲。本当に素晴らしい長崎の財産だから、もっと広がったらいい。」そんなお話を。さらに、「観光客の方を案内しながら、長崎に因んだ歌はたくさんあるんですよ、と紹介しているけれど、思いつく曲名が数曲しかありません。テレビで懐かしい歌が紹介されると、つい何度も見てしまいます。」とも話されました。思わず、ありがとうございます、釣りは要らないからチップに!と叫びたいくらい、とてもうれしいひと時でした。冬の寒さにも、予算削減にも、ミサイルの発射にも負けず、長崎の唄を歌い継ぐこと、そして歌い広げること。私たちにできることだと思います。来年に向け、しっかりと構想を練りたいと思いながら、落ち葉が舞い散る大学キャンパスを走り回っている今日この頃です。(堀内伊吹)

 

【2012/12/13】
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