長崎県音楽連盟/トップページマダム・バタフライコンサート > 「マダム・バタフライコンサート」ニュース
マダムバタフライフェスティバル・親子コンサート更新情報

マダム・バタフライ・フェスティバル2020 連載エッセー 長崎と蝶々さん⑦

長崎と蝶々さん⑦「プッチーニおじさんのマダム・バタフライものがたり(1)」


  オペラのヒロインが、病気で亡くなって物語が終わる、というのはドラマの世界では、一つの定番なのかもしれません。しかし、ヒロインが自らの命を絶って亡くなる、というのはやはり衝撃的です。例えば、投身自殺を図るトスカ。そして、父のかたみである短刀で割腹自殺をするバタフライ。ともに、強烈なラストです。

  長崎が舞台である、マダム・バタフライを子どもたちに聞いてもらうとき、この自害をどう取り扱うか、今回のフェスティバルで親子コンサート(3月21日午後1時30分~長崎ブリックホール国際会議場)を企画する段階で、制作チームで議論をしました。小さな子どもに、お母さんが自害をするというのは、あまりにも刺激が強すぎるのではないだろうか。いや、たとえ相手が子どもであろうと、きちんと作品の内容を伝えるべきではないだろうか。意見は分かれましたが、今回はちゃんと伝えてみよう、ということになりました。届け方を少し工夫して。

  そこで、私が考え出したのが、物語の案内役のナレーターとして、プッチーニおじさんを登場させるという案です。今回、演出をお願いしている飯塚励生さんも、バタフライ・コンクールのアドバイザーである佐藤正浩先生も、外国語で分かりにくいオペラアリアや物語の内容ではあるけれど、ナレーションで説明するのは、あまり好きではないというお考え。私も全く同感です。必要以上にだらだらと解説・説明されると、その段階で歌を聴くのが嫌になってしまいます。

  しかし、今回はあえて、プッチーニおじさんを登場させて、子どもたちに作品について、語ってもらいます。物語の舞台は、1904年2月。バタフライの初演が評判良くなく、怒り、そして悔しがっているプッチーニが、客席に向かって語り出すという設定で。さて、その仕掛けは、、、。
  続きは、次回の連続エッセイで。

UTAOTO委員会 堀内伊吹)

 

【2020/02/12】
このページのTOPへ